以前から、アロマは、消臭効果があり、精神的な安らぎや落ち着き、さらに集中力を高める効果が見込めるものとして、注目されてきました。
そして、最近、人気の出てきているのが『アロマディフューザー(芳香器)』です。
これは、電気を使った電化製品ですので、火を使いませんので安全に使用できます。さらに、少量のものから、大容量のものまで、種類が豊富です。
家庭だけでなく、業務用として、さまざまな公共空間で利用されています。仕事場所やカフェ、待合室、ジムなどです。
また、特に、介護や医療分野での空間の、グループホームや介護施設、病院やクリニックでの使用需要が高まっています。以前までは、そういった場所での独特の匂いや臭いは、“臭さ”として敬遠されがちでした。特に、そこを利用する人たちにとっては、落ち着かない、却って、心理的・精神的な病状が重くなるという可能性も高く、そういった声もあったようです。
それが、この、安全に使えるアロマディフューザーの登場によって、重苦しく、敬遠されてきた施設などの空間の印象が、素敵な“匂い”のある所として、180度変わったという声も聞かれるのです。
今や、アロマによる効果は、優雅とか、オシャレなどの余暇や嗜好の分野だけに収まらず、健康や生命を支える現場にも無くてはならない、医療としての要素を含むまでに広がってきている印象です。
そして、そのアロマディフューザーが使われる場所は、広い空間であるため、均一的に最適な匂いを保ち続けるためには、性能の良く、拡散能力の高さのある機器を選びたいのは当然ですね。
そして、そういった性能の高い、業務用機器ほど、値が張ってしまうのは、仕方がないことでしょう。
そこで検討したいのがレンタルですね。
明らかに、購入するよりは、月額の負担は格安になります。ただ、その際に気になるのは、レンタル費用・料金コスト面で、可能な限り、費用は安く抑えたいところですね。
ここでは、そのために必要な情報や知識をお伝えしたいと思います。是非、最後までご一読頂き、導入の際に参考にして頂きたいです。
Contents
アロマディフューザーのレンタル費用・料金コストの概要
それでは、業務用アロマディフューザーを導入しようとするとき、実際のレンタルにかかる費用・料金コストを見ていきましょう。
数ある業者やメーカーに共通する必要な費用の主な項目は以下の通りです。
アロマディフューザー本体機器のレンタル月額料金 | オイル交換やメンテナンスなどの料金 | 初期費用 |
“※オイル交換やメンテナンスなどの料金、初期費用については、業者によっては無料とし、月々の料金に含めているところもあるようですので、注意して見ておきたいですね。”
それでは、以下に、複数の業者やメーカーのレンタルにかかる費用を具体例として記載しましたので、一般的な相場として参考にしてください。
(株)オリエンタル・エージェンシー
以下、製品名『セントウェーブ』の料金体系です。(※金額は税別表示です。)
月額 | 15,000円 |
初期費用 | 30,000円 |
メンテナンス等の費用 | 記載なし |
芳香面積 | 約180㎡ |
契約期間の縛り | 1年以上 |
短期レンタルの有無 | 短期の場合は要相談 |
アロマスター株式会社
以下、製品名『AROMIC PRO 』の料金体系です。(※金額は税別表示です。)
月額 | 3,800円 |
初期費用 | 記載なし |
メンテナンス等の費用 | 5,000円〜9,000円 “⑴主にアロマオイルの価格” |
芳香面積 | 40畳(約73㎡) |
契約期間の縛り | 5年以上 |
短期レンタルの有無 | 2泊3日で、20,000円(アロマオイル代を含みます)。延長料金は、日額15,000円です。 |
“⑴ 主にアロマオイルの価格として、
月額5,000円~9,000円となっています。価格に幅があるのは、オイルの種類や稼働時間により変動するからです。クリニックのような診療所の小空間では月額約5000円の相場で、商業施設やグループホームのような広い空間だと月額約9000円の相場と推定されるとしています。”
アロマジャパン(有限会社フューチャーアイズ)
製品名の記載はなし。業務用ディフューザーとしての料金体系が記載されています。詳細は以下の通りです。(※金額は税別表示です。)
月額 | 3,900円〜 |
初期費用 | 記載なし |
メンテナンス等の費用 | 10,000円〜+遠方の場合の交通費+オリジナルブレンド代 |
芳香面積 | 150㎡ |
契約期間の縛り | 記載なし |
短期レンタルの有無 | 記載なし |
以上、幾つかの業者の料金体系をご紹介しましたが、体系も様々で、詳細の料金はWEBサイトの情報だけだと確定できないことが目立ちます。それぞれの業者などに問い合わせする際に、確かめた方がよいでしょう。上記の情報は、あくまで参考までに留めておいてください。
アロマディフューザーの費用・料金を安くするためには
本体機器の購入だと、費用面で、なかなか手が出せない場合でも、レンタルだと敷居が下がることは、前段で紹介した例を見てもらうと、ご実感頂けたと思います。 ただ、レンタルならば、安いから、どこのメーカーでも大丈夫という訳でないですね。ここでは費用・料金を安くするための注目点を見ていきます。
アイミツをとる
忘れてはならないのが、アイミツをとることです。つまり『相見積もり』です。複数のメーカーの料金体系を把握して、それぞれを比較し検討する必要があります。
そのとき、メーカーの公式のWEBサイトに料金表が掲載されているメーカーもあると思いますが、掲載の有無に関わらず、メールや電話で問い合わせて、正確な見積もり額を出してもらうとよいでしょう。やはり、公式のWEBサイトのみの確認だと、うっかり見落としをしている場合は付き物です。
ご自身の会社や事業所ならではの特殊な環境があって、その場合に費用が上乗せになることもあるかもしれません。
是非、複数のメーカーのアイミツを取って、低コストに済むようにじっくり比較検討をしましょう。
補充やメンテナンスを自分で行う
又、少しでも費用を抑えるために、定期的に必要なアロマオイルの補充や機器のメンテナンスは自分で行える範囲の種類のものであれば、行いたいですね。ただ、メーカーによっては、そのオイル補充と機器メンテナンスは無料サービスでしてくれるところもあるようですから、要チェックです。見積もりのときに必ず確認しておきたいですね。
無料キャンペーンやお試し・トライアルを利用する
そして、やはり、無料で利用できるお試しやトライアルキャンペーンがある場合は、是非利用したいですね。このとき、メーカーや業者によっては、その期間に違いがありますから、これも注意しておきたいところです。短い所だと3日間ですが、概ね1週間のところが目立つようです。ただ、調べてみると長い所だと2週間も無料トライアルでお試しできるところも幾つも出てきますね。
少しの期間でも、無料で試してみて、芳香の拡散具合や臭いの程度などを、空間を共有する人たちと確認し合うことは大事ですね。
特に、病院や介護施設での使用の場合は、多くの患者様や高齢や障がいをお持ちの方が利用されているため、その芳香の具合によっては、体調面の変化等は少なからずあると思われますので、特に注意が必要ですね。無料のお試し期間で確かめておきたいところです。
ただ、事前に注意しておきたいのは、無料お試し期間後にキャンセルする場合に料金が発生するのか?ということですね。問い合わせのときに必要な確認事項でしょう。
アロマディフューザーをレンタルするときの注意・ポイント
アイミツを取り、無料お試し期間を利用するなどして、検討した結果、これだと思うメーカーや業者に絞れたとしても、さらなる注意や確認はしておきましょう。
契約期間の縛りに注意する
まず、『契約期間の縛り』というものがあるということです。これは、機器をレンタルする場合の条件で、最低限、必要なレンタル契約期間を表したものです。長期のレンタル契約ができる所では、ほとんどの所で『契約期間の縛り』というものはあります。『1年〜』の所もあれば、『5年〜』とかなりの長期契約が必要な所もありますし、中には縛りがないと謳っている所もあります。これは、必要な確認事項と言えますね。
買い取り制度の有無を確認する
又、業者によっては、レンタル期間中の機器の買取りが可能な所もあるでしょう。
つまり、アロマディフューザーの機器のレンタル契約期間中に、その機器が、とても気に入ったり、周囲の人に好評であったり、且つ、金銭的に購入してもよい余裕ができてきたという状況になった場合、いっそ機器を購入してしまおうということですね。
長期的に見れば、その方が低コストで済む場合もありますから、事前に確認しておきたい事項ですね。
そして、それができるかどうかは、業者の公式のWEBサイト上に記載されていない場合が多いかもしれませんが、問い合わせの際や実際にレンタル契約する場で、業者の担当者に聞いて、確認しておきたいところですね。
メンテナンスのサービス内容をきちんと確認する
最後に確認したいのが、付属のサービスとしてのアロマディフューザー機器のメンテナンスの有無です。
長期間のレンタル契約の場合は、機器のメンテナンスのサービスが付属されている所が目立ちます。ただ、対象地域が限定されている場合がありますので、こちらは確認が必要ですね。
さらに、そのサービスの内容にも注目してほしいです。例えば、機器のメンテナンスに来てくれる頻度です。月に1〜2回程度はあるのが相場のようです。
又、アロマオイルの交換のサービスの有無やコンサルティングサービスの有無です。コンサルティングサービスとは、普段使っているアロマオイルの匂いの具合に気になるところがある場合、相談に応じてくれるかということです。
さらに、そのサービスが無料の付属サービスとして提供してくれるのか、ということも確認は必要ですね。
以上のように、一口にレンタルするための確認事項と言っても、細かい事項が数多くありましたね。
しかし、業務用で使うとなると、長期的に見ると、とてつもなく高コストになることもありますから、可能な限り、抑えられる費用面は抑えて、低コストにしたいところです。
逆に、低コストに目が奪われるばかりになってしまうと、却って、不快な空間作りになってしまうかもしれず、注意が必要です。
今回の記事を参考にして頂き、慎重に検討してください。